最終更新日:2012年3月14日
骨折、脱臼、捻挫(骨折その3)
骨折、脱臼、捻挫
骨折その3
前回、ケガをしたときの応急処置についてお話しました今回は病院での骨折の治療についてお話します。
【骨折の治療について】
①診断
骨折の有無とその程度をレントゲン検査で調べます。
次に骨折に伴って神経や血管の損傷がないか調べます。特に肘や膝の骨折の場合は、起き易いので注意が必要です。
②整復
骨折を元の位置に戻します。
これを整復といいます。無痛で行う場合は麻酔を併用します。
骨折した場所、種類によっては、手術をしないと戻らない場合があります。
また神経や血管の損傷を合併している場合も手術による治療が必要になります。
③固定
整復した骨折部が再びずれないように固定します。ギプスや副木等での固定を外固定、手術を行い金属性のプレートやボルトで固定する方法を内固定といいます。
普通は外固定で済みますが、肘や膝・股・足等関節の部分では、内固定が必要なことが多いです固定の期間は骨が癒合(骨折部がつくこと)するまで必要です。
骨癒合までに必要な固定期間は子供の方が大人より短いです。また骨折の部位、程度によっても異なります。
④リハビリ
硬くなった関節と衰えた筋肉を回復させるために必要です。骨折がある程度癒合後、実施しますが、内固定や特殊な外固定(ファンクショナルブレイス法=上腕骨骨折、下腿骨骨折の治療方法)の場合は、早期から実施します。
次回よりスポーツによるケガについてお話します。
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