最終更新日:2020年1月9日
乾燥する季節にせきが止まらない、のどの乾燥対策は?
乾燥する季節にせきが止まらなくなってしまいました。
この季節はどのように乾燥対策すればよいでしょうか?
のどが乾燥していると、防御機能が低下してウイルスや細菌に感染しやすくなります。
主な対策はうがいやマスク、湿度調整、水分補給です。
冬は日本海側から運ばれてきた乾燥した空気により外は乾燥しており、室内ではエアコンを使用することでさらなる乾燥に繋がります。
この時期にのどが痛くなり、せきがなかなか止まらない、という方は少なくはないかと思います。
◆のどの働き
吸い込む空気には、ほこりや細菌、ウイルスが含まれています。
これらを体内に侵入させないように、のどの粘膜で受け止めて、せきや痰、くしゃみなどで外へ出しています。
◆のどの感染、炎症
のどが乾燥していると、防御機能が低下してウイルスや細菌に感染しやすくなります。
感染すると細胞が破壊され、炎症を起こし痛みや腫れの原因になります。
◆のどが乾燥しやすい人、タイミング
・鼻づまりや鼻炎などにより、口での呼吸が多い人
・たばこや辛い食べ物などの刺激物を摂取した時
・カラオケやプレゼンなどで長時間発声し続けた時
◆対策
・うがいをする
うがいにはのどに付着したウイルスなどを洗浄するだけでなく、粘液の分泌や血行を良くする効果があります。
外出の後は、こまめにうがいをしましょう。
・マスクを着用する
ほこりやウイルスなどを吸い込む量を減らし、乾燥した空気をそのまま吸う機会を減らせます。
・適度な湿度調整
空気が乾燥しているとウイルスが活動しやすくなります。
部屋の湿度は50~60%が適した湿度とされています。
しかし、加湿しすぎて湿度が70%を超えると結露ができてしまい、そこからカビの発生につながるため、こまめに湿度調整を行いましょう。
・水分補給でのどを潤す
水分は適宜補給しましょう。水やぬるめの飲み物、殺菌効果のあるカテキンが多く含まれる緑茶などがおすすめです。
炭酸や辛い飲み物は、のどの粘膜に負担がかかるのでこの時期は避けましょう。
・たばこを控える
たばこの煙は気管支を刺激するため、せきの回数が増えてしまいます。
喫煙される方は、症状を悪化させないため、たばこは控えましょう。また、周囲の方にも禁煙や分煙の協力をしてもらいましょう。
◆せきが長期化した時
せきが一向に収まらず、呼吸するのが苦しい、食べ物や飲み物が飲み込みにくい場合は、気管支や肺などの呼吸器の感染症が原因の可能性があるので、早めに医療機関で診療してもらいましょう。
原因としては、以下の病気などが挙げられます。
〇声がかれる病気
・声帯ポリープ
・喉頭がん
〇咳が続く病気
・咳喘息
・慢性気管支炎
・逆流性食道炎
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