最終更新日:2017年11月8日
慢性副鼻腔炎とは?
慢性副鼻腔炎って、どんな病気ですか?
慢性副鼻腔炎、 いわゆる「蓄膿症」は、
古くから存在する大変ポピュラーな疾患です
「鼻水が出る、鼻が詰まる」などの症状を聞いたときに一般の人もまず思い出す人が多いのではないでしょうか。
そんな古くて有名な疾患も、公衆衛生、栄養事情の改善および抗生物質の普及により、「蓄膿症」は過去の病気になるといわれていましたが、決してなくなっていることはなく、現在でもさまざまな誘因や病態が存在し、過去の「蓄膿症」と同一に考えられないケースも存在します。
慢性副鼻腔炎は、風邪などの上気道の炎症が副鼻腔に波及し感染を起こします。
それが慢性化し、反復する感染により鼻内の粘膜(鼻腔および副鼻腔)が肥厚し、自然孔 (※1)の閉塞により副鼻腔が閉鎖されることから炎症が悪化されます。
(※1 自然孔:副鼻腔を構成する上顎洞、骨洞、蝶形骨洞、前頭洞が鼻腔と連絡している交通路のこと)
また、アレルギー疾患の増加に伴い、アレルギー性副鼻腔炎も増加しています。
鼻腔および副鼻腔粘膜が浮腫状に腫脹したり、多数のポリープ(鼻茸)形成があったりします。
他にも、真菌性副鼻腔炎、歯性副鼻腔炎、などさまざまなタイプがあります。
慢性副鼻腔炎の治療は基本的には薬物療法ですが、改善がみられない場合は手術療法の適応となります。
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