最終更新日:2012年3月14日
スポーツ外傷(膝半月損傷)
スポーツ外傷 膝半月損傷
【膝の構造】
膝の半月は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(スネの骨)との関節の内側と外側にある縁取りのようなもので、主に関節のクッションの働きをします。その形が三日月状のため半月と呼ばれています。
【どうして損傷するのか】
膝を捻る時や、強く踏み込む際に、半月に過度の負担がかかり傷みます。また靭帯を傷め膝の動きが正常でなくなると、半月に異常なストレスがかかり傷みます。
【どのような症状か】
①急性期:膝の腫れ・痛み、②慢性期:①を放置し、適切な治療をしない場合に起こります。歩行時の痛み、膝がガクッとする(膝くずれ)、慢性的な腫れなどです。傷んだ半月がはさまって膝が伸びにくくなる(ロッキング)こともあります。
【診断方法は】
ケガのときの状況と、膝の診察で診断ができます。損傷の程度は、半月が炎症を起こした軽い程度(Ⅰ度)から完全に断裂したもの(Ⅲ度)まであり、MRIで判断します。
【治療方法は】
軽度のものなら、温熱療法やレーザー治療でほぼ完治します。中~重等度でも断裂の形態によってはレーザー治療が有効のことがあります。これらの治療で効果がない場合は、手術で治療します。現在は関節鏡手術(膝の内視鏡)が主流で、小さいキズで治療が可能です。
放置すると、軽度なものが悪化したり、膝の関節の表面を覆う関節軟骨を傷め、変形性関節症(膝が変形し慢性的な痛みを伴います)になる可能性が高くなります。
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