最終更新日:2020年2月4日

五十肩、運動と保温で劇的に改善する!

加齢とともに腕が上がりにくくなったり、動かすと痛みが出てくる五十肩。
最近では、30代から五十肩の症状が出てくる人もおり、人により原因はさまざまですが、ある程度の運動で予防することが可能です。

ちなみに肩周りの痛みの正式名称は「肩関節周囲炎」といいます。
そのうち中高年者にみられる、痛みに続く関節拘縮(カンセツコウシュク…関節が固くなること)を五十肩といいます。

その原因は人それぞれですが、主には下記の通り。
年齢を重ねるにに伴い関節変形が起こったり、肩の筋肉・腱がもろくなり損傷をうけやすくなります。
その結果、肩の筋肉に炎症がおこったり、関節が固くなったりすると考えられています。

肩を動かすと痛い、腕が上がらないなどがおこったらすぐに病院へ。
ひとことで五十肩といっても、痙縮期(ケイシュクキ)、拘縮期、回復期と三段階あり、それぞれの進行状況に合わせた治療法を選択する必要があります。

1.痙縮期の治療

痙縮期は筋肉・腱に炎症が生じ、緊張した状態になります。
この時期は痛みが強いため痛みを和らげる治療が優先されます。

(1)安静・保温
安静・保温につとめてください。
冷房に直接あたることは避け、入浴はよいとされています。
但し、長すぎる安静期間は拘縮の原因となるので注意が必要です。

(2)お薬による治療
消炎鎮痛剤・筋弛緩薬を内服します。
夜間疼痛による不眠には安定剤を使用することがあります。

(3)注射による痛みの緩和
局所麻酔薬+ステロイド、ヒアルロン酸などを関節内に注射し炎症を抑えます。
ステロイドの抗炎症作用は強力ですが、副作用もあるので数回の使用にとどめます。

(4)運動療法
この時期の過激な運動療法は痛みを増悪させます。
腕を前後に振る振り子運動や挙上運動がおすすめです。

(5)理学療法
ホットパック、マイクロ波などの温熱療法や、筋痙縮の改善目的の低周波治療器を使用します。

2.拘縮期の治療

拘縮期ではじんじんとした痛みは和らぎ、関節拘縮が主な症状となります。
この時期は拘縮を改善させる運動療法・理学療法が中心となります。

(1) 保温
この時期も保温につとめてください。

(2) お薬による治療
運動時の過度の痛みがあるときのみ使用します。

(4) 理学療法
ホットパック、マイクロ波、低周波に加え他動運動で拘縮を改善させます。
当院では専門の理学療法士が個別に他動運動をおこないます。

(5) 硬縮のためのパンピング
透視レントゲンを使用しながら関節内に局所麻酔薬や生理食塩水を加圧しながら注入する方法。
急に痛みがなくなり拘縮が改善することがあります。

(6) 授動術
麻酔下で肩を動かして拘縮を改善させる方法です。関節鏡を併用して癒着をはがすこともあります。
6カ月以上運動療法をしていても拘縮が改善しない場合に適応があります。


年齢による五十肩はある程度仕方がないこととはいえ、毎日肩を動かすようにしたり、背伸びをしたりするだけでも、予防に効果を発揮します。

同じ姿勢を取りがち、腕をほどんど上げないというひとは、お風呂上りにゆっくりと腕を上げ下げしたり、肩を回したりするようにするといいでしょう。血行が促進されて、肩こりなども改善されていくはずです。

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