最終更新日:2012年3月14日
腰痛について
一生のうちに一度はなると言われている腰痛。慢性的に腰痛に悩まされている人は一説に三千万人になるといわれています。ひとくちに腰痛といってもさまざまな原因があり、原因に合った治療を選択することがとても大事です。今回は、腰痛の原因についてお話します。
腰痛はその始まった時期から大きく分けて急性腰痛と慢性腰痛に分けられます。
急性腰痛は発症から約六週間内の腰痛で、原因は
①打撲などの外傷②骨粗鬆症や内臓の癌の転移で背骨が弱くなり骨折を起こしたもの(病的骨折といいます)③椎間板ヘルニア④悪い姿勢によって生じるもの(ギックリ腰や背骨の関節の捻挫)⑤感染によるもの(脊椎椎間板炎など)があります。
慢性腰痛は、急性期を過ぎて長く持続する腰痛や、一時緩解した腰痛が繰り返し発症する腰痛であり、その原因は
①背骨と神経組織の病気(変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、分離すべり症など)②腰背筋の筋の痙縮(悪い姿勢によって背骨や骨盤の関節の動きが悪くなり背骨の周りの筋肉が突っ張り痛くなるもの)③内臓諸器官に存在する疾患から発症するもの④心因性のものがあります。
整形外科では診察をし、ついで各種検査(レントゲン、CT、MRIなど)をして病気を診断し、治療を行っていきます。1つの病気に対して多くの治療方法があります。ここで大切なことは、ある一定期間治療して効果があがらなかった場合、決してあきらめないでいただきたいということです。個人個人に合った治療方法を見つける事も医者の大切な仕事だと思います。
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