最終更新日:2020年12月18日
疲れてないのに力が入らない?筋肉や神経の障害が原因かも?
手足を使いすぎて疲れてしまい、一時的に力が入らないことは普通のことです。
この場合は、休息を取り筋肉が回復することで、また物を掴んだり歩くことができるようになります。
しかし、疲れているわけではないのに、「食事の時に箸を落としてしまう」・「立ち上がろうとしてもうまく身体が動かない」・「歩いている時によくつまずいてしまう」等の症状が現れた原因には、筋肉や神経の障害が関係しています。
また、神経の障害では、顔にマヒを感じたり動かしにくく感じることもあります。
体の様々な部分に出る脱力やマヒの症状
手に力が入らない
手に力が入らなくなってしまうと、食事の際に箸を上手く握れず落としてしまうことがあります。その他、かばんなど荷物をもっても落としてしまったりします。また、なんとなく手が重いと感じられることも多いです。
疲れているわけでもないのに、手に力が入らない場合には、筋肉や神経に何か障害が出ている可能性が考えられます。
足に力が入らない
ふともも、ふくらはぎなど足に力が入らなくなってしまう場合には、歩きにくい、歩くときに痛みが生じると感じられることが多いです。また、立ち上がること自体が困難になってしまうこともあります。
激しい運動をした後であれば、一時的に立ち上がったり歩いたりしにくいことはありますが、そうでない場合には筋肉や神経の障害が原因となっているかもしれません。
顔にマヒを感じる、動かしにくい
口やまぶたが思うように動かせなく、涙が出たり食事がしにくくなったりします。また、見る力に影響が出て、運転や読書がしにくく感じる場合もあります。その他、マヒしている部分が垂れ下がることが原因で、顔つきが変わったといわれることもあります。
こうした症状は、顔の中に通っている神経が炎症を起こしていることが原因と考えられます。
急に症状がでたら要注意
特に、急に半身の手足の動きが悪くなったり、ろれつがまわらなくなる症状が出てくる場合は脳血管障害(脳卒中)の可能性があります。
脳卒中以外に考えられる原因
・周期性四肢麻痺
・ギランバレー症候群
・重症筋無力症
・頚椎症
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)など
いずれにしても、急に力が入らなくなったり、手足がマヒして思うように動かないという場合には、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
まずはご相談ください
力が入らない・マヒといった症状は、脳だけでなく脊髄や手足の神経がいたんでいる可能性もありますので、脳神経内科専門医による受診をお勧めします。早めの治療やリハビリテーションを行うことで後遺症が少なくてすみます。
お悩みの方は当クリニックまでご相談ください。
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