都立大ペインクリニック

最終更新日:2015年2月12日

診療科目: 麻酔科、ペインクリニック内科
最寄り駅: 東急東横線 都立大学駅 徒歩3分
所在地: 〒152-0031  東京都目黒区中根2-1-12
電話番号 03-5731-3575 FAX番号 03-5731-3576
クリニックホームページ http://www.toritsudai-pc.com/index.html

診療時間(○診療  ×休診)

 
9:00~13:00 × × ×
15:00~18:00 × × × ×

水曜、日曜、祝日と土曜の午後は休診となります。


クリニック地図

■電車の場合
東急東横線「都立大学」駅改札口を出て右折、中根小学校方面へ徒歩3分。


■自動車の場合
国道312号線「目黒通り」を等々力方面へ、「都立大駅前」交差点を左折。中根小学校方面へ直進。
※院内に駐車場はございません。都立大学駅近くのコインパーキングをご利用ください。


ドクター紹介

院長 : 新井 由紀子(あらい ゆきこ)

略歴
経歴
1994年 山梨医科大学医学部卒業
1996年 横浜市立大学医学部麻酔科入局
1999年 横浜市立大学医学部付属病院麻酔科助手、ペインクリニックに従事
2004年 藤沢湘南台病院麻酔科勤務、ペインクリニックに従事
      NTT東日本関東病院ペインクリニック科に週1回勤務
2009年 横浜市立大学医学部付属病院麻酔科特任助教、ペインクリニック、緩       和ケアに従事
2012年 都立大ペインクリニック開院.
資格
日本麻酔科学会指導医
日本ペインクリニック学会専門医
ドクターからひとこと
私が医師の道を進もうと思ったのは父の病気が始まりです。
父がくも膜下出血で倒れたとき、父の病気を私が治したいと思ったのがきっかけになり山梨医科大学に進学し医術を学びました。医療と一言にいてもさまざまな分野があり、その中でも患者さんの全身の病状を把握し、対処できるといったところに刺激を受け麻酔科に進みました。
横浜市立大学医学部麻酔科に入局していた際は、主に手術の麻酔医として従事しておりました。一人の医師として最先端の治療のなかで手術を無事に導くことに精一杯尽くすことで患者さんのお役にたてていることに喜びを感じておりました。

日々の仕事のなかで充実した毎日を送っておりましたが、いつしか私自身がもっと患者さんと向き合って直接、悩みや想いを汲み取ってあげたいと思うようになったのもこの頃です。
なぜなら、患者さんは麻酔をかけた後は寝てしまわれるからです.....。実は麻酔科はあまり患者さんとお話する機会が少ないのです。
そして、もっと「人の役に立ちたい」と考えた決意が私をペインクリニックへと導いてくれました。その後、横浜市立医学部付属病院、藤沢湘南台病院、NTT東日本関東病院でペインクリニックに従事し経験を積みました。

開業に至っては自宅が近所ということもあり、小学校の子どもがいるのですが、ママ友のネットワークを通じてクリニックの場所を探してもらったりホームページの作成を依頼できたりスタッフも含め、皆さんの支えがあってこその今日があると思っております。
通勤時間も大幅に減り子ども達との時間にゆとりができたことにも大満足です。

来院される患者さんの多くは痛みを持つ方が多いので開院にあたり、駅が近く車椅子の方でも通院してもらいやすいようにエレベーターが設置してあります。院内もバリアフリー化しブロックして安静にして頂けるように処置室も広く取りました。


ペインクリニックの治療につきましては、主に神経ブロック注射を使用します。痛みは神経を伝わっていきます。痛みがあると不安を感じたりストレスにもなりますので麻酔薬によって神経を麻痺させ痛みが伝わるのをブロックさせることができます。頭痛や肩こり腰痛など痛みはつらいものですから、痛みの原因となる治療が不可欠となります。治療を通じて痛みを取り去ることで、もっといきいきとした生活を送って頂きたいです。


当院では、【超音波ガイド下神経ブロック】を採用しております。
場所を選定して麻酔薬を注入する際、ブロックによってはレントゲンではなく超音波診断装置を使用します。レントゲンと違って被爆することもありませんから安全でより確実に注入箇所を選定することができます。

痛みの原因はひとつではありません。さまざまな要因を考えてコミュニケーションをとれるように、話をしやすい雰囲気を作ることを心がけています。ちょっとした痛みが大きな病気のサインかもしれませんので、小さなことでも構いませんからお気軽にご相談にいらして下さい。


都立大ペインクリニックの特徴

都立大ペインクリニックは、痛みの診断や治療(神経ブロックなど)を専門とするクリニックです。

頭痛や肩こり、腰痛・椎間板ヘルニア・四十肩・五十肩などの痛み、自律神経失調症、更年期障害などの症状を神経ブロック治療で和らげていきます。

超音波装置を使って患部を確認しながら神経ブロックを行う、安全で確実な「超音波ガイド下神経ブロック」にも対応しています。

院長はじめ、スタッフは全員女性です。不安な痛みを少しでも解消できるよう、お手伝いいたしますので、何でもご相談ください。

治療について  policy & method
治療方針
神経ブロック注射、超音波ガイド下ブロック、レントゲン透視下ブロック、ボトックス注射などによって痛みを改善していきます。
 また当院は、NTT東日本関東病院、横浜市立大学医学部付属病院のペインクリニック科と連携しているため、必要があれば入院による治療もおこなえます。

 
【神経ブロック注射とは】

神経ブロック注射とは、痛みのある場所の神経近くに薬を注射することで、一時的に神経の興奮を抑え、痛みで傷ついた部位を効果的に治療する方法です。
硬膜外ブロック・星状神経節ブロック・関節内注射・トリガーポイント注射などがあります。



【超音波ガイド下神経ブロックとは】

当院では、 超音波装置を使った神経ブロックもおこなっております。超音波ガイド下神経ブロックは、レントゲン被爆がなく、血管や神経、関節を直接診ることができるので、安全なブロックが可能です。


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適応する症状と治療内容

頭、顔面の症状
・片頭痛
・緊張型頭痛
・群発頭痛
・三叉神経痛
・顔面神経麻痺       
・顔面けいれん

首、肩、腕の症状
・変形性頚椎症
・頚椎椎間板ヘルニア
・肩こり、首こり、頚肩腕症候群       
・五十肩(肩関節周囲炎)      

背部、胸部の症状
・肋間神経痛
・背部痛
・胸椎圧迫骨折

足、腰の症状
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・坐骨神経痛
・ぎっくり腰

全身の症状
・帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛

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頭、顔面の症状

■片頭痛
・症状

頭の片側もしくは両側が脈打つように痛くなる頭痛です。頭痛は発作性であり、頭痛のない日もあります。多くは若い時から始まり、症状が強いと勉強も仕事も障害されます。患者さんの20%程度には、チラチラする光の線が見えて、周りの画像がゆがんでよく見えなくなる方もいます。
 頭痛が始まると24~48時間程度痛みが続き、その間は音や光が敏感になるので暗く静かな部屋で寝るのを好みます。頭の位置を変えると拍動する頭痛が強くなるので、頭の位置を動かしたくなくなります。下を向いたり洗髪するのが嫌になります。

・治療

トリプタン製剤の内服や点鼻が有効です。予防薬としては、Ca拮抗薬、β-ブロッカー、抗うつ薬などがあります。星状神経節ブロックを繰り返すことにより頭痛の頻度、程度が減少する場合が多いようです。

■緊張型頭痛       
・症状

頭を締め付けられるような、はちまきをされているような頭痛です。首の後ろや肩のこりが強く、気持ち悪くなることもあります。目の奥が痛くなることもあります。ストレスや緊張で悪化するのが特徴です。1日のうちでは午後から夕方にかけて痛みが悪化することが多いです。

・治療

鎮痛薬、筋弛緩薬、抗不安薬などが用いられますが、鎮痛薬は飲み過ぎるとかえって頭痛を悪化させることがあるため注意が必要です。内服薬に加え、トリガーポイント注射や星状神経節ブロックをおこないます。

■群発頭痛
・症状

頭痛の中でもっとも激しい頭痛のひとつです。激しい頭痛が起きる群発期と、頭痛のない寛解期とがあります。片側の目のまわりの強い頭痛で、発作時には眼球結膜の充血や流涙、鼻づまりなどの自律神経症状を伴います。

・治療

トリプタン製剤の内服、酸素投与が有効です。耳介側頭神経ブロックやC2頚神経節ブロックが有効な場合もあります。

■三叉神経痛
・症状

雷が顔面を走るような電撃痛が特徴です。顔面の片側におこり、顔を触ると痛いので、洗顔や髭剃り、歯磨き、食事などができなくなります。

・治療

まずは、カルバマゼピンというお薬を内服します。お薬で痛みがコントロールできない場合には、神経ブロック、手術、ガンマナイフなどの治療をおこないます。

■顔面神経麻痺     
・症状

ある日突然顔がゆがみます。片側の顔面の筋肉に力が入らなくなり、まぶたは閉じず、口には力が入らないため、口にふくんだ水やスープがこぼれてしまいます。

・治療

急性期には、星状神経節ブロックで治療をおこないます。

■顔面けいれん
・症状

まぶたや顔面がけいれんして物が見えにくくなります。ひどくなると歩行困難になることもあります。

・治療

当院では、ボトックス注射で治療をすることができます。


首、肩、腕の症状

■変形性頚椎症
・症状

年齢とともに首の骨(頚椎)が変形していくことはよくあります。変形があっても痛みや、上肢の症状、肩の症状がなければ、気にすることはありません。首の骨の変形により、骨の近くの神経が過敏になると痛みやその他の症状が出現します。

・治療

鎮痛剤の内服やトリガーポイント注射をおこないます。

■頚椎椎間板ヘルニア
・症状

頚椎の椎間板が変性して後ろに脱出することにより、首の痛み、腕の痛み、しびれ、筋力低下をきたします。

・治療

腕神経叢ブロックや星状神経節ブロックをおこないます。超音波診断装置を使ってブロックをすると効果的です。

■肩こり、首こり、頚肩腕症候群
・症状

仕事や勉強に打ち込んでいると、その後に強い肩こりや首こりが起こります。また緊張して何かをしていても、こりが起こることがあります。

・治療

鎮痛剤や安定剤の内服、トリガーポイント注射をおこないます。
     
■五十肩(肩関節周囲炎)
・症状

ある日突然どちらかの手が自由に動かなくなります。ものを取ろうと手を前に伸ばすと激痛が走ります。夜間じっとしていても痛みがあり、不眠になることもあります。

・治療

鎮痛薬の内服、肩峰下滑液包内注射、肩関節内注射、肩甲上神経ブロックなどをおこないます。

    
背部、胸部の症状

■肋間神経痛
・症状

肋骨に沿った痛みです。体を少し動かしたり、咳をしただけで強い痛みが走ります。肋骨骨折、胸椎圧迫骨折、帯状疱疹など、いろいろな原因で起こります。

・治療

肋間神経ブロックが有効です。

■背部痛
・症状

背部痛でも肩甲骨より下の場合、多くは腰痛とともに背筋が弱いために起こる筋膜性腰痛と同様の症状です。背部の両側にある体を立てる起立筋が強く張っています。

・治療

トリガーポイント注射をおこないます。

■胸椎圧迫骨折
・症状

さまざまな原因で脊椎に骨折を生じ、骨折した部位に背部痛が起こります。特に女性は、骨粗鬆症の進行とともに圧迫骨折を起こす危険性が高まります。

・治療

コルセットを装着し、安静にします。硬膜外ブロック、椎間関節ブロックをおこなうこともあります。


足、腰の症状

■腰椎椎間板ヘルニア
・症状

腰椎(背骨)と腰椎の間にある椎間板がとび出して神経を圧迫すると、腰痛が起こったり、下肢のどこかが痛くなります。痛みのために立ち上がることさえできない場合もあります。

・治療

硬膜外ブロックや神経根ブロックなどの神経ブロックをおこないます。

■腰部脊柱管狭窄症
・症状

症状の原因は腰椎椎間板ヘルニアと似ていますが、違いは神経が圧迫されることが原因です。腰椎のトンネルが年齢とともに狭くなり、神経が圧迫され痛みが起こります。椎間板ヘルニアと同じように腰痛が起こったり、下肢のどこかが痛くなり、痛みのために立ち上がることさえできない場合もあります。
 特徴的な症状は、歩き始めると痛みやしびれがでて歩けなくなることです。少し腰をまるめて休むと歩けるようになります。背部痛でも肩甲骨より下の場合、多くは腰痛とともに背筋が弱いために起こる筋膜性腰痛と同様の症状です。背部の両側にある体を立てる起立筋が強く張っています。

・治療

硬膜外ブロック、神経根ブロックなどの神経ブロックをおこなうことで痛みを緩和することができます。

■坐骨神経痛
・症状

腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症で坐骨神経が背骨の中で圧迫されると痛みが出ます。臀部で坐骨神経がおされて刺激されると同じ痛みが腰や下肢に走ることがあります。坐骨神経痛は病名ではなく症状名ですので、正確に言うと「○○○(病名)による坐骨神経痛」となります。

・治療

硬膜外ブロックや神経根ブロックが有効です。

■ぎっくり腰
・症状

ちょっとした動作で背骨付近にギクッとした痛みや違和感を感じた後から、強い腰痛が起きて体を動かすたびに激痛が走るようになります。腰骨の関節である椎間関節の痛みであると考えられます。

・治療

硬膜外ブロック、椎間関節ブロックなどをおこないます。


    
全身の症状

■帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛
・症状

水疱瘡にかかった後に神経に潜んでいたウイルスが、体力が弱ったときや免疫力が低下した時に再活性化し発症します。体の片側に痛みをともなう皮疹が出現します。発症した直後は、強い痛みをともないますが、治療とともに痛みはよくなってきます。高齢者では皮疹がよくなっても痛みが残り、神経痛となることがありますので初期に適切な治療をうけることが大切です。

・治療

抗ウイルス薬の内服または点滴をおこないます。痛みに対しては内服薬、皮疹の場所により各種神経ブロックをおこないます。
よくある質問  FAQ
Q1. 神経ブロック注射は痛くないですか?
注射針を刺すので、全く痛くないというわけではありません。予防接種などの筋肉注射のような強い痛みはないと思います。ただし、神経ブロックにも種類があり、また痛みに弱い方もいらっしゃるので、必要に応じて事前に皮下麻酔をして、ブロック注射の痛みを和らげることができます。
 注射への不安を取り除いて納得して治療を受けていただけるよう、ご説明しますのでご安心ください。


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Q2. どうしても注射をしなくてはだめですか?
治療法の説明を聞いても、やっぱり注射は怖いという方もいらっしゃいます。症状によって、ブロック注射以外での治療が可能な場合もあります。


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Q3. 神経ブロックを何回くらい受ければ、治りますか?
神経ブロックは、痛む神経の周辺に薬液を注入して炎症を沈静化させます。一時的な痛み止めとは違い、効果が持続します。
 血流を改善する作用もあるので、単に痛みを取るだけでなく、痛みの原因となっている病気への効果もあります。
 個人差はありますが、数回治療を続けることにより、日常生活に支障がなくなるくらい、痛みから解放される方が多いです。


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Q4. 診療に保険は適用されますか?
基本的には、保険診療となります。自費治療が必要な場合には、事前にご説明のうえ、選択いただけますので、ご安心ください。診察の際には、保険証をお持ちください。


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