感染性大腸炎について
(細菌性や大腸アメーバなど)

病原菌(黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、赤痢菌、サルモネラ、コレラ、赤痢アメーバなど)により発症した大腸炎です。食中毒の場合もこれに含まれます。

腹痛、下痢、嘔吐、発熱、下血などの症状があります。

実は、一番多いのは水系伝染病といって、例えば、ノロウイルス、エンテロウイルス、病原大腸菌の感染症のようにウイルスや細菌に感染しても皆が発症するわけではなく、10,000人が感染しても実際に発症するのは40人くらいといった感染性腸炎です。

よく、外食に行って一人だけ腸炎になり来院されたというのはこのような場合です。トイレの蛇口やドアののぶなどから感染します。手をよく洗ってくださいといわれるのは、その感染の予防のためです。

治療

まずは、絶食など食事を制限し、腸管の安静に努めます。

激しい下痢のため脱水状態になりやすいので、十分に点滴を行います。原因菌に効果的な抗生物質の投与については、状態を悪化させることもあるために、賛否両論があります。

このページのトップに戻る