ED治療

再診の患者様でED処方を服用されている方は、
お薬の郵送対応を致します

ご希望の患者様は、当院までご連絡(042-710-2251)下さい。
※別途郵送代がかかります事ご了承ください。

佐藤寿一クリニックでは、勃起不全の治療(ED治療)を行っています。
医師の診察が必要になりますが、一般の方にまぎれての診療になりますので、ほかの方に気付かれる心配はありません。お薬もお会計の際にそっとお渡しいたします。なお、内服されると危険な方がいらっしゃいますので、安心して内服できるかどうかを確認するために、皆様全員に初回のみ心電図をとらせていただいております。

 

〔初回〕 
問診などご相談いたします
心電図検査
心電図検査1,500円+診察料820円
〔2回目から〕 薬代

お薬一錠あたりの値段

院内処方となります。
処方は患者さまのご希望に合わせてお出しできます。

レビトラ錠 20mg 1錠 1,500円(税込)
シアリス錠 20mg 1錠 1,800円(税込)
バイアグラ 50mg 1錠 1,500円(税込)
バイアグラODフィルム 50mg 1つ 1,500円(税込)
シルデナフィルOD 50mg(バイアグラ後発品) 1錠 1,200円(税込)
ビリトラ錠 20mg(レビトラ後発品) 1錠 1,200円(税込)
タダラフィル錠 20mg(シリアス後発品) 1錠 1,200円(税込)

バイアグラ

バイアグラは、世界で初めて開発されたED(勃起不全)治療薬です。世界的に有名な製薬メーカー「ファイザー」の医薬品です。

ペニスへの血流量を増やすことで、勃起がスムーズに起こるようにするだけでなく、中折れの防止効果も期待できます。

バイアグラにはジェネリック医薬品や類似品もしくは偽物などが多数あるので、しっかり成分や製造販売元を確認しなければいけませんが、ファイザーが販売しているバイアグラに関してはそういった心配をする必要はありません。これが最大のメリットかもしれません。

バイアグラは最初からED治療薬として開発された訳ではありませんでした。もともとファイザーが、狭心症の治療薬として開発を進めていましたが、思ったほど効果が得られず開発を中止することになりました。

しかし薬物試験の参加者には非常に薬の評判がよく、話を聞いてみるとペニスの勃起を促す副作用があることがわかりました。そこからED治療薬として開発が進み、世界で初めてのED治療薬が誕生しました。

このバイアグラの有効成分であるシルデナフィルは、ペニスへの血流を改善する医薬品です。あくまでも勃起は、性的刺激や興奮により脳の性中枢が活性化されることから始まります。

すると脳の興奮がペニスへ伝達され、ペニスへの血流量が増加します。(バイアグラが作用するのはこの段階)ペニスへ流れ込んだ血液は陰茎海綿体を満たし、最後に陰茎平滑筋が弛緩することで血液が内部に閉じ込められ、ペニスがパンパンになります。これが勃起です。

このときのペニスの硬さによって、EDや中折れをセルフチェックする方法をEHS(ペニス硬度の尺度)と言います。

ペニスの硬さがリンゴ以上なら正常。グレープフルーツと同じくらいなら問題なし。

ミカン以下ならEDや中折れに注意する必要があります。バイアグラの使用を検討してもよい段階です。

バイアグラを飲んで勃起するとしばらく元に戻らなくなるのではないか?と心配する人もいますが、性的刺激や興奮がなければそもそも勃起しません。

あくまでもバイアグラは血流を改善することで勃起をサポートする医薬品なのです。

逆に作用時間が短すぎると感じる人は、長時間作用タイプのシアリスを検討してもよいかもしれません。

36時間も効果が持続するので、時間を気にせずナイトライフを楽しむことができます。

バイアグラやシアリスなどを比較して、自分のナイトライフにピッタリの医薬品を見つけてください。

内容量4錠(4〜8回分)

バイアグラの使用方法

  • 性行為の1時間前に1/2~1錠を服用してください。初回は副作用防止の観点から1/2錠から始めることを推奨されています。65歳以上、肝・腎機能低下の人は必ず1/2錠から始めてください。
  • 食事の影響を受けるので、食後から2時間以上あけて服用してください。またバイアグラの消化酵素を阻害するグレープフルーツジュースは飲まないでください。
  • 再度服用したい場合には、24時間以上服用間隔をあけてください。
  • 心臓病・血管障害などの持病がある人はバイアグラの使用を避けてください。併用薬がある場合、医師や薬剤師に相談してください。できればパートナーにも報告しておきましょう。

副作用

  • 比較的頻度の高い副作用として頭痛・ほてり・発赤などが報告されています。他にも動悸や頻脈、めまいや眠気、胃もたれ、視覚障害、痛みや熱も報告されています。
  • これらの副作用が思い当たる場合は、バイアグラの使用を中止し、症状が悪化もしくは改善しない場合はすみやかに病院を受診してください。

併用禁忌・注意

  • 心臓病治療薬のニトログリセリン、不整脈治療薬のアミオダロン、肺高血圧治療薬のリオシグアトなどを併用中の人はバイアグラを服用できません。
  • 重度の心臓病や血管障害、中等度以上の肝機能低下、低血圧やコントロール不良の高血圧、網膜色素変性、半年以内に心筋梗塞や脳梗塞または脳出血を起こした人はバイアグラを服用できません。

使用上の注意

  • 車の運転など危険を伴う機械操作は控えてください。副作用の眠気や低血圧など起きた場合、事故発生の要因となってしまいます。
  • 勃起がもとに戻らない(4時間以上)ときや勃起に伴う痛みがある場合は、すみやかに病院を受診してください。迅速で適切な治療が必要です。
  • 持病や併用薬がある人は、バイアグラを服用する前に担当の医師やかかりつけ薬剤師に相談してください。

ジェネリック バイアグラについて

東和薬品からバイアグラのジェネリック医薬品である、シルデナフィルOD錠が発売されました。国内でジェネリックバイアグラが登場するには、主成分である「シルデナフィル」に対する物質特許と勃起不全治療の用途特許の2つが特許権存続期間満了になる必要がありました。そして、ファイザー株式会社のバイアグラの物質特許は2013年5月17日に満了、用途特許は2014年5月13日に満了になりました。

そのため、各製薬会社も、生物学的同等性と、長期保存試験や加速試験などで「薬剤の安定性」を証明し、しかるべき手続きを経て厚労省から製造販売承認を得られれば発売を開始できるようになりました。そして、ついに国内大手後発品メーカーである東和薬品がバイアグラジェネリックの発売を開始することになりました。

シアリス

シアリスは、世界中で最も使用されているED(勃起不全)治療薬です。ペニスへの血流を改善することで勃起しやすい状態へ導き、中折れを防止する効果が期待できます。発売以来、世界100カ国以上で使用され、投与された患者数は1,000万人を超えるといわれています。

現在、国内ではシアリスを含めて4種類のED治療薬が販売されています。シアリスはその中でも、効果の長さに定評がある医薬品です。非常にコントロールしやすいので、これまでED治療薬を服用したことのない方に向いています。

これはシアリスの有効成分タダラフィルがブロック構造と呼ばれる非常に安定した分子構造をしているためで、効果持続時間が非常に長くなる以外にも、吸収が緩やかで食事の影響を受けにくくなる、血中濃度が他のED治療薬と比較すると安定しているので副作用が少ないなどのメリットがあります。

シアリスは、同系統の医薬品であるバイアグラやレビトラとは異なるコンセプトで開発された医薬品です。服用後3時間程度で血中濃度はピークに達し、10mgで約24時間、20mgで約36時間(約1日半)効果は持続します。

長時間作用型ですが、副作用はバイアグラやレビトラと同程度か少ないとされています。効き目(効力)としてはレビトラの次に位置づけられており、バイアグラより強くレビトラより弱いと感じる方が多いようです。

金曜日の夜服用すれば日曜日まで効果が持続することから、「ウイークエンドピル」とも呼ばれ、大いに話題となりました。性行為の最中に効果が切れてしまうことを気にする必要もないので、快適なセックスライフを送ることが期待できます。

シアリスの有効成分であるタダラフィルは、勃起不全症(ED)の治療以外にも用いられている医薬品です。 肺動脈性肺高血圧症には「アドシルカ」という商品名で、前立腺肥大症に伴う排尿障害には「ザルティア」という商品名で販売されています。

タダラフィルは、cGMPの分解を抑制することで効果を発揮します。 cGMPは血管を拡張させる物質である、NO(一酸化窒素)のセカンドメッセンジャーとして知られています。cGMP濃度が高まることによってNO(一酸化窒素)が増え、血管拡張効果を局所性に拡大させます。この作用機序により、肺動脈性肺高血圧や前立腺肥大症による排尿障害の改善効果が認められています。

また医薬品として正式な適応はありませんが、一部の研究においてはシアリスは血管の内皮細胞にはたらきかけ、アンチエイジングの効果を示すことも示唆されています。 血管の柔軟性を取り戻すことで、動脈硬化の改善や心機能の向上といった効果も将来的には期待できるかもしれません。

シアリスなどのED治療薬がもつ血管拡張作用に起因するものと考えられており、正しく服用することで勃起不全だけではなく、男性の血管年齢を若くするアンチエイジング効果も期待されています。満足のいく性生活を送ることで生活の質を向上し、男性更年期症状に見られるネガティブな思考の防止効果も注目を集めています。

男性更年期とLOH症候群

男性にも更年期障害があります。女性なら閉経後に女性ホルモン値が急激に低下し、更年期障害が起こることは広く認知されていますが、男性も急激ではないにしろ男性ホルモン値が徐々に低下し、更年期障害が出ることがあります。

男性ホルモン(テストステロン)の分泌量は10代半ばから急激に増加し、30歳前後までにピークを迎えます。その後は徐々にテストステロンの分泌量は減少し、40代後半から顕著に減少していきます。

また40代後半はちょうど仕事でも責任者としてストレスを抱えるタイミングです。このタイミングで男性更年期を迎えると、精神的に不安になりやすく、うつや認知機能の低下などの疾患として現れることもよくあります。

LOH症候群(late onset hypogonadism)はこのような精神疾患だけでなく、骨粗鬆症・心血管疾患・インスリン抵抗性の悪化・コレステロール値の上昇など、身体疾患を包括した男性更年期の症状のことであり、メタボリック症候群のリスクでもあります。

さらにLOH症候群には、勃起不全や遺精(勃起が不十分なうちに射精してしまうこと)など、性機能に関する症状も報告されています。この症状に対してシアリスなどED治療薬が使用されるケースもよくあります。

確かに性機能を一時的に改善するにはED治療薬は非常に効果的なのですが、他の精神疾患や身体疾患もみられる場合には、テストステロンの補充療法という選択肢もあります。テストステロンは男性生殖器・性欲・筋肉量の維持などに必須のホルモンです。

男性更年期は個人差が大きいですが、誰もが通る道です。治療が必要である場合も、必要でない場合もありますが、シアリスなどのED治療薬やテストステロン補充療法という選択肢があることを知っておいて損はありません。

ED治療薬の国内販売

シアリスをはじめ、PDE-5阻害薬に分類される医薬品は日本国内において、医師の処方せんがなくては販売できない医薬品に分類されています。

薬局やドラッグストアを含め、市販では購入することが認められていません。 入手するためには、医師の診察を受けて処方箋を発行してもらい、医薬品の交付を受けなくてはなりません。

また、シアリスを入手するもう一つの方法として、海外からの個人輸入を行う方法があります。 自己使用に限れば適法となるため、過去にシアリスの服用経験があり、問題なく使用できると考えられる場合にはおススメの方法です。

また、海外では日本国内で販売されていない、シアリスのジェネリック医薬品も販売されているので、同一の有効成分を安価で入手することも可能です。

シアリスの使用方法

  • シアリスの用法は1日1回1錠です。有効成分のタダラフィルは、最高血中濃度に到達する時間が1〜4時間と個人差の大きいので、性行為の3〜4時間前には服用しておくと安心です。
  • シアリスは最初の服用から次の服用までに24時間以上の間隔をあける必要があります。しかし有効成分のタダラフィルは、効果持続時間が36時間程度と長いため、基本的には追加服用は必要ありません。
  • 添付文章によると「通常、成人には1日1回タダラフィルとして10mgを性行為の約1時間前に経口投与する。」とされています。効果不十分の場合には20mgまで増量が認められています。
  • 空腹時の服用が推奨されています。食事の影響に関しては800キロカロリーまで影響を受けないとされていますが、空腹時の方がタダラフィルの吸収率は高いので、より確実に効果を得たい場合は、空腹時に服用するほうがよいと考えられます。
  • また、作用時間が長いという特徴を生かし、性行為の数時間前に服用することで、食事と服薬のタイミングをずらすことも有効です。食事の前後2時間以上であれば、食事による影響はないと考えてください。

副作用

  • 主な副作用は顔面の紅潮や頭痛などです。シアリス製造販売後特定調査によると発生頻度は1~2%とさほど高くありません。他の副作用としては、動悸や頻脈・めまいや眠気・胸焼けや腹痛・充血・視覚障害などが報告されています。
  • また非常に稀ですが、ED治療薬の副作用で気をつけたいのが、持続勃起(4時間以上)です。性行為後もしくは性的興奮がなくなれば、通常勃起はおさまります。しかし、それでも勃起が続く場合はシアリスの副作用の可能性も考えられます。
  • 持続的な勃起は陰茎を損傷することがあり、早急な治療が必要な状態です。このような症状がみられる場合は、必ず医療機関を受診するようにしてください。たとえ一時的な副作用であっても、体に何か異変を感じた際は服用を中止し、医療機関を受診することをすすめます。

併用禁忌・注意

  • シアリスはニトログリセリンなどの硝酸剤との併用が禁忌とされています。併用禁忌の医薬品は併用することで生命に危険を与えるため、絶対に併用してはいけない医薬品です。
  • 舌下錠やスプレーの製剤を服用した経験のある方、貼り薬のテープを使用した経験のある方は硝酸剤に該当する医薬品を使用している可能性があります。シアリスを服用する際は必ず硝酸剤を服用中でないか確認してください。
  • 他にも心臓・血管に重度の持病がある方、肝機能がかなり落ちている方、低血圧もしくは重症高血圧の方、心筋梗塞・脳梗塞・脳出血などを半年以内に経験している方、網膜色素変性がある方、不整脈治療薬のアミオダロン(アンカロン)や肺高血圧治療薬のリオシグアト(アデムパス)服用中の方もシアリスを使用できません。

健康な人のシアリスの服用

EDや男性更年期、LOH症候群でなくともシアリスを服用したいという方も多いです。加齢や仕事のストレス、生活習慣などにより勃起力の低下を感じる男性も非常に多いです。こういった場合にもシアリスは服用してよいのでしょうか?

この場合は自己判断での服用となりますので、シアリスの用法用量や副作用のリスク・使用上の注意点をよく理解した上で、慎重に少量から服用するようにしてください。できれば初回は医師に処方してもらうことをすすめます。

全くそういった悩みを抱かない男性が性行為での勃起力、回復力、持続力を高める目的でシアリスを含めたED治療薬を服用するケースもありますが、基本的には「EDとは満足な性行為を行うのに十分な勃起を得られないか、もしくは維持できない状態」を指します。必要でないのに薬を服用することはおすすめできません。

しかし加齢や仕事のストレス、生活習慣などによる勃起力の低下も軽度のEDであるとも考えられます。そういった悩みを解消し、より性行為を楽しむために、シアリスを服用しても問題はありません。ただし、持病や併用薬がある場合は必ず事前に医師に相談してください。

高血圧治療中のシアリス服用

  • シアリス(タダラフィル)の服用によりEDに効果が期待できるのは、血管平滑筋を拡張することで血圧へ作用するためです。ペニスの血管平滑筋を拡張する作用と同時に、全身の血管平滑筋にも作用して血圧を下げる効果があります。
  • このため、肺高血圧症と呼ばれる疾患にもタダラフィル(薬剤名:アドシルカ)は適応があります。また、血圧が高すぎる場合、シアリスの効果が十分に発揮されないことが分かっています。
  • 薬物治療などで血圧をコントロールできている場合は、医師の指示の元でシアリスを服用できます。ただし、高血圧治療中にシアリスを服用し、血圧が下がりすぎる低血圧状態には注意が必要です。
  • 国内の臨床試験の結果、シアリス服用中の副作用として0.2%未満の頻度で起立性低血圧や低血圧、失神が報告されています。また明け方の服用は夕方の服用に比べて、血圧が下がりやすいとされています。
  • 高血圧治療中の方は自己判断せず、専門医を受診の上でシアリスの服用について指導を受けてください。

シアリスとロキソニンの併用

シアリスは、主な副作用として頭痛が報告されています。有効成分であるタダラフィルの血管拡張作用により、ペニスの血管を拡張すると同時に脳内の血管も拡張されてしまい、片頭痛と同じようなメカニズムで頭痛が起きていると考えられています。

この頭痛を抑えるために解熱鎮痛薬のロキソニンを服用されるケースがあります。スイッチOTCによりドラッグストアでも購入できるようになったロキソニンをシアリスと併用することは基本的に問題ありませんが、一緒に服用される際には注意が必要です。

シアリスは空腹時に最もよく効くことが分かっており、胃の中が空っぽの状態で服用するのが最も効果的です。一方のロキソニンは食後に服用するお薬のため、空腹時にシアリスと併用すると胃が痛くなることがあります。胃のトラブルを避けたい方は、胃薬と一緒に服用されることをお勧めします。

使用上の注意

  • シアリスを服用することで期待できる効果は勃起の改善ですが、催淫効果や性欲増強効果はみられないため性的刺激がない状態では勃起しません。シアリスを服用するだけで勃起することは期待できないということです。
  • シアリスにアルコールの摂取は影響がほとんどないとされれています。アルコールは適量であれば性的興奮を得やすい環境をつくる助けとなりますが、過剰になると神経伝達物質の働きが鈍化し、勃起力を低下させ副作用を増強してしまうので飲み過ぎには注意が必要です。
  • グレープフルーツとの併用は控えてください。薬の代謝を阻害するので、低血圧や頭痛などの副作用が出やすくなるため危険です。特にカクテルやチューハイとして知らないうちにシアリスと併用しないよう注意してください。

レビトラ

レビトラは、バイアグラの次に開発されたED(勃起不全)治療薬であり、バイアグラの弱点であった効果発現までの時間を短縮し、食事の影響を受けにくいという特徴があります。

レビトラもバイアグラと同様にPDE-5(ホスホジエステラーゼ)という酵素を阻害し、陰茎平滑筋を弛緩させることで、ペニスへの血流量を改善し、勃起をサポート・中折れを防止する効果が期待できます。

レビトラの効果発現までの時間は、15分~60分(個人差が大きい)とされていますが、血中濃度がピークに達するのは45~60分ですので、行為の30~60分前くらいの服用がベストタイミングと考えられます。

効果持続時間は5~6時間とされていますが、半減期(薬の血中濃度が半分になる時間)は約3時間なので、効果を十分に発揮させるためには、服用後1~3時間がゴールデンタイムと言えるでしょう。

効果持続時間は短いかもしれませんが、レビトラには食事の影響を受けにくいというもう一つの特徴があります。もちろん空腹時の服用がベストですが、軽い食事であれば問題なく服用できるのは非常に大きいメリットです。

ただし、700kcal以下かつ高脂肪食でないことという条件があるので、ガッツリ食べた後に服用するのはおすすめできません。またアルコールも適量であれば問題ありませんが、多量飲酒は脳機能や神経伝達を抑制し、眠気を増強・性欲を減退させるので控えたほうがよいでしょう。

またアルコールとレビトラを一緒に服用すると、レビトラの血管拡張作用により、通常よりもお酒のまわりが早くなり、心臓に負担もかかるので危険です。できれば禁酒・飲むとしてもグラス1~2杯までにしておきましょう。

EDの原因には、@ストレスや不安など心因性、A血管障害や加齢など器質性、B心因性と器質性の混合型があるとされています。レビトラはA器質性だけでなく、@心因性やB混合型にも有効と考えられています。

海外の研究によると、レビトラはペニスへの血流量を改善するだけでなく、勃起が強まることで射精までの時間が伸び、早漏の改善効果が期待できると考えられます。早漏が改善することは@心因性EDに対してよい影響を与えると思われるので、レビトラはB混合型EDにも効果的と考えられるという訳です。

レビトラの使用方法
  • 行為の15~60分前に服用してください。
  • レビトラは食事の影響を受けにくいですが、700kcal以上や高脂肪食は避けるようにしてください。
  • 追加服用は24時間以上あけて服用するようにしてください。
  • 1回の服用量は5〜20mgで、医師にご相談して決めてください。
  • 多量のアルコールとの併用は避けてください。性機能が低下・副作用が増強されることがあります。
  • 本剤は男性用に開発された医薬品です。女性や未成年の服用は控えてください。
副作用
  • 接触性皮膚炎…ほてり・発赤(約15%)
  • 頭痛(約5%)
  • 鼻閉(約3%)
  • 動悸・頻脈(約3%)
  • また頻度は少ないですが、吐き気・めまい・胃腸障害・結膜炎・充血・発熱・疼痛なども報告されています。
  • また持続勃起症(プリアピズム)には注意が必要です。勃起が4時間以上続く場合や勃起に痛みを伴う場合は、すみやかに医療機関を受診してください。
併用禁忌・注意
  • ニトログリセリンなど硝酸剤
  • キニジンやアミオダロンなど不整脈薬
  • アデムパスなど肺高血圧治療薬
  • イトリゾールなど抗真菌薬
  • 重度の心臓・血管障害がある方
  • 重度の肝機能障害がある方
  • 透析が必要な腎機能障害がある方
  • 低血圧またはコントロール不良の高血圧がある方
  • 6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血・心筋梗塞を起こした方
使用上の注意
  • 車の運転や高所での作業などは控えてください。副作用の頭痛やめまいが起きた場合、事故を引き起こす原因となる可能性があります。
  • 軽い食事であれば問題ありませんが、高カロリーまたは高脂肪食は避けてください。アルコールも適量ならいいですが、過剰摂取は控えてください。
  • 持病や併用薬がある場合は、かかりつけの医師もしくは薬剤師にレビトラの服用前に相談してください。できればパートナーにも服用していることを伝えておきましょう。

ED治療薬を処方できない方

以下に該当する方にはED治療薬はお渡しできませんので、予めご了承ください。

  • 硝酸剤や一酸化窒素供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アルミ、硝酸イソソルビドなど)を飲んでいる方、飲んだあとの方
  • 過敏症の方
  • 心血管系障害など、性行為が不適当と考えられる方
  • 最近6ヵ月以内に心筋梗塞にかかった方
  • 最近6ヵ月以内に脳梗塞・脳出血にかかった方
  • 低血圧(90/50mmHg以下)の方
  • 高血圧(170/100mmHg以上)の方
  • 重度の肝障害(肝硬変)の方
  • 網膜色素変性症の方(進行性の夜盲)

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