最終更新日:2024年4月25日
アリドネパッチ(ドネペジル貼付薬)の特徴・副作用
アリドネパッチ®は、アルツハイマー型認知症の新しい治療薬として2023年4月に発売となりました。
最大の特徴は、ドネペジルという薬の貼り薬(貼布剤)ということです。
薬の効能・効果については「アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制」であります。
軽度から高度のアルツハイマー型認知症の患者様に使用できます。
貼布剤の特徴
貼布剤(貼り薬)は、薬が飲み込みにくい方やたくさんの薬を飲まれている方に役立つ可能性があります(そもそもそのような方に薬が必要かどうかをしっかり評価する必要はありますが…)。
貼布剤(貼り薬)は貼ったところが赤くなったり痒くなったりする副作用がありますので、貼る位置を変えたり皮膚のケアを行ったりして対処する必要がありそうです。
治療の新しい選択肢
アルツハイマー型認知症の治療薬としては、これまでリバスチグミン貼布剤が先に販売されています。
今までの薬とどのような違いがあるのか、またドネペジルの飲み薬に比べてどのような利点があるのか、また飲み薬より副作用が減っているのかといったことは、これから少しずつ明らかになるかもしれません(理論的なことや臨床試験のデータは出ていますが)。
新薬ですから慎重に処方していくこととなりますが、アルツハイマー型認知症の進行を抑えるお薬の選択肢が一つ増えたということは期待できると考えられます。
<参照>アリドネパッチ® 27.5mg 55mg パンフレット(興和株式会社)
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