医療法人社団幸徳会

かとう内科クリニック

最終更新日:2020年4月14日

診療科目: 甲状腺科 内科
最寄り駅: 東武東上線成増駅3分 有楽町線地下鉄成増駅1分    川越街道沿いです。
所在地: 〒175-0094  東京都板橋区成増2丁目17番地6号     エクセルKSY 1F
電話番号 03-3977-8222
クリニックホームページ http://www.katonaika-clinic.com/index.html

診療時間(○診療  ×休診)

 
9:00~12:30 × ×
15:00~19:00 × × × × ×

日曜日の午前の部 開院しております。

休診日 水曜日 祝日

クリニック地図

ドクター紹介

院長 : 加藤 佳幸(かとう よしゆき)

略歴
1999年 信州大学医学部卒業
1999年 金沢大学病院第一内科
2001年 東京女子医科大学病院内分泌内科
2007年 かとう内科クリニック 院長就任
2004年〜2010年丸の内病院甲状腺外来
ドクターからひとこと
□ 一人一人の人格を尊重した医療を実践します。
□ 医療を通じて社会に貢献することを責務と考えます。
□ 信頼され、必要とされるクリニックを目指します。
1 検査結果、診断、治療方法、予後などについて分かりやすく説明    し、患者さん自身が納得して治療を選択できるように努めます。
2 平日お忙しい方や日中働いていらっしゃる方も受診しやすいように、  日曜診療と夜7時まで診療を行います。
3 生活習慣病の治療を日常生活面から支援するために、患者さんに向け  た糖尿病教室や病気講座を定期的に開きます
4 内科全般を診療対象とし、身近なホームドクターとして安心して受診  していただけるように、よりよい医療を提供します。
5 専門分野である代謝疾患(糖尿病、高血圧、高脂血症、高尿酸血症な  ど)および内分泌疾患(甲状腺疾患、骨粗鬆症、カルシウム異常症な  ど)につき、最善の医療を提供します。
6 他科診療が必要な場合には、患者さんの希望をお聞きし、相談の上で  他院他科への紹介を行います。

  甲状腺クリニックに関してお悩みや、不安な点があればお気軽
  ご相談下さい。責任を持って対応させて頂きます。


かとう内科クリニックの特徴

甲状腺は首の前面、のど仏と鎖骨の間にある臓器です。日本には甲状腺疾患が非常に多く、約200人に1人は治療が必要とされています。
甲状腺疾患は検査をすすめる上で、甲状腺機能異常症と甲状腺腫瘍性病変の2つに分けて考えることができます。 甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌する臓器であり、全身の代謝(コレステロール、筋肉、骨、肝臓など)や交感神経作用(動悸、発汗、手のふるえなど)など非常に重要な作用を持っています。そのため、甲状腺ホルモン分泌の過不足(機能異常)はそのまま病気となるのです。

<1.甲状腺機能低下症>
橋本病が代表的な疾患であり、体のだるさ、むくみ、抑うつ気分、便秘症、手足の筋肉のつりなどの症状を伴います。しかし軽度の低下症では症状が出ないこともあります。その他、高コレステロール血症、徐脈、心不全などで発見される場合もあります。
検査方法 採血にて甲状腺ホルモンを測定し、低下症の場合には橋本病の抗体(抗サイログロブリン抗体、抗TPO抗体)を測定します。その他の疾患の検索が必要な場合には超音波エコー検査を追加して行います。
治療方法 甲状腺ホルモン(チラーヂンS)の内服補充を行います。

<2.甲状腺機能亢進症>
バセドウ病が代表的な疾患であり、動悸、発汗、体重減少、手足のふるえ、下痢症などの症状を伴います。 その他、眼球突出や心房細動、低コレステロール血症、ALP値の上昇などで発見される場合もあります。
検査方法 採血にて甲状腺ホルモン、甲状腺受容体抗体(TRAb)あるいは甲状腺刺激抗体(TSAb)を測定し、超音波エコー検査を行って、バセドウ病かどうかの診断を行います。
バセドウ病でない場合(無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎など)を正確に診断することが最も重要であり、専門的判断が要求されます。
治療方法 バセドウ病の場合には、治療方法が3つ(薬物治療、アイソトープ治療、手術)あるためその選択を行うことになります。

バセドウ病以外の場合は病因を診断した上で適切な対応が必要です。
甲状腺は海産物に多く含まれるヨードの影響を受けるため、日本人の約4~5人に1人の割合で甲状腺に何らかの「できもの」ができます。その多くは「結節」と呼ばれる良性の過形成ですが、「腫瘍」の場合には良悪性の鑑別が必要となります。
腫瘍が小さな場合には自覚症状はなく、頸動脈エコー検査の際に偶然見つかる場合がほとんどです。しかし腫瘍が大きな場合には首の腫れとして指摘され、嗄声、喉の違和感などの自覚症状が出現することもあります。
検査方法 甲状腺に特異的な腫瘍マーカー(サイログロブリンなど)を採血し、超音波エコー検査で腫瘍の大きさや血流の程度、辺縁の様子、周囲への浸潤や頚部リンパ節腫脹の有無など頚部全体を詳しく調べます。
腫瘍マーカーが高値の場合、あるいは超音波エコー検査所見で良性と判断しきれない場合には、良悪性の確定診断のために穿刺細胞診を行います。
具体的には甲状腺に細い針を刺して細胞を吸引し、顕微鏡でその細胞の「顔つき」をみて病理学的診断を行います。
治療方法 良性の場合には定期的な経過観察を行うことで十分です。
悪性の場合には手術による摘出が治療の第一選択となりますが、患者さんの希望をお聞きしながら、状況に応じて相談させていただきます。

甲状腺がん
<1.手術>
甲状腺癌の約90%は乳頭癌という進行が遅く、遠隔転移(肺や脳などへの転移)をあまりしないタイプの癌です。そのため手術により寛解を得られる可能性が高く、甲状腺癌治療の第一選択は手術になります。尚、手術の際に取りきれなかった部分や転移が疑われる場合には、手術後にアイソトープ治療を追加施行される場合もあります。
メリット ・手術の成功によりほぼ寛解が得られること
デメリット ・一週間程度の入院が必要なこと
・手術に伴うリスク(出血や神経損傷、麻酔障害など)が避けられないこと
・頚部前面に約10cmの手術痕が残ること
・手術後再発した場合に、再手術はできないこと

<2.TSH抑制療法>
手術を希望されない方やご高齢のために手術が困難な方、あるいは手術まで期間を置くことを希望される方なども少なくありません。そのような場合には、甲状腺ホルモン製剤(チラーヂンS)の内服薬治療も選択可能です。
具体的には、甲状腺ホルモン製剤を内服することにより、頭の下垂体というところから分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)を基準値以下に抑制することで、甲状腺癌の増大を遅らせることを目的にした治療方法です。
ご理解頂きたいのは、この治療は甲状腺癌を治す治療ではないと言うことです。
メリット ・内服薬のみの治療であること
デメリット ・甲状腺癌を消失させる治療ではなく、効果も強くないこと
・甲状腺癌が急速に増大する可能性(未分化転化)は否定できないこと
・甲状腺ホルモン内服量が過剰となれば副作用があること
・超音波エコー検査による経過観察が3ヶ月に一度必要なこと

<3.経過観察>
手術もTSH抑制療法も希望されない場合には経過観察のみを行います。
メリット ・今までと同じ生活を継続できること
デメリット ・甲状腺癌が急速に増大する可能性(未分化転化)は否定できないこと
・超音波エコー検査による経過観察が3ヶ月に一度必要なこと
当院の治療方針
甲状腺癌と診断された場合には、可能であれば手術をおすすめしております。幸い私の前勤務先である東京女子医科大学病院には内分泌外科があり、甲状腺の専門家による信頼しうる手術が多数施行されていますので、よく紹介させて頂いております。また、患者さんのご希望により他の甲状腺専門病院への紹介も行います。
しかし、実際には患者さん一人一人にそれぞれの生活背景があり、手術を避けたいとの希望をお持ちの方も多く、手術以外の治療方法も含めて十分に時間をかけて治療方法の選択について相談を行っているのが実情です。
当院での治療方法の選択に際しましては、甲状腺癌の大きさ、増大傾向の有無、浸潤や転移の有無、患者さんのご年齢、社会生活背景など、多方面から検討を加えた上で、それぞれの治療の利点と欠点を詳しく説明させて頂き、患者さん自身が十分に理解され、納得された上で、最適の治療方法が選択できるように努めております。
 その上で、TSH抑制療法や経過観察を選択された場合には、当院にて超音波エコー検査を継続して実施し、患者さんの希望が実現できるように尽力しております。
甲状腺がん
<1.手術>
甲状腺癌の約90%は乳頭癌という進行が遅く、遠隔転移(肺や脳などへの転移)をあまりしないタイプの癌です。そのため手術により寛解を得られる可能性が高く、甲状腺癌治療の第一選択は手術になります。尚、手術の際に取りきれなかった部分や転移が疑われる場合には、手術後にアイソトープ治療を追加施行される場合もあります。
メリット ・手術の成功によりほぼ寛解が得られること
デメリット ・一週間程度の入院が必要なこと
・手術に伴うリスク(出血や神経損傷、麻酔障害など)が避けられないこと
・頚部前面に約10cmの手術痕が残ること
・手術後再発した場合に、再手術はできないこと
<2.TSH抑制療法>
手術を希望されない方やご高齢のために手術が困難な方、あるいは手術まで期間を置くことを希望される方なども少なくありません。そのような場合には、甲状腺ホルモン製剤(チラーヂンS)の内服薬治療も選択可能です。
具体的には、甲状腺ホルモン製剤を内服することにより、頭の下垂体というところから分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)を基準値以下に抑制することで、甲状腺癌の増大を遅らせることを目的にした治療方法です。
ご理解頂きたいのは、この治療は甲状腺癌を治す治療ではないと言うことです。
メリット ・内服薬のみの治療であること
デメリット ・甲状腺癌を消失させる治療ではなく、効果も強くないこと
・甲状腺癌が急速に増大する可能性(未分化転化)は否定できないこと
・甲状腺ホルモン内服量が過剰となれば副作用があること
・超音波エコー検査による経過観察が3ヶ月に一度必要なこと
<3.経過観察>
手術もTSH抑制療法も希望されない場合には経過観察のみを行います。
メリット ・今までと同じ生活を継続できること
デメリット ・甲状腺癌が急速に増大する可能性(未分化転化)は否定できないこと
・超音波エコー検査による経過観察が3ヶ月に一度必要なこと
当院の治療方針
甲状腺癌と診断された場合には、可能であれば手術をおすすめしております。幸い私の前勤務先である東京女子医科大学病院には内分泌外科があり、甲状腺の専門家による信頼しうる手術が多数施行されていますので、よく紹介させて頂いております。また、患者さんのご希望により他の甲状腺専門病院への紹介も行います。
しかし、実際には患者さん一人一人にそれぞれの生活背景があり、手術を避けたいとの希望をお持ちの方も多く、手術以外の治療方法も含めて十分に時間をかけて治療方法の選択について相談を行っているのが実情です。
当院での治療方法の選択に際しましては、甲状腺癌の大きさ、増大傾向の有無、浸潤や転移の有無、患者さんのご年齢、社会生活背景など、多方面から検討を加えた上で、それぞれの治療の利点と欠点を詳しく説明させて頂き、患者さん自身が十分に理解され、納得された上で、最適の治療方法が選択できるように努めております。
 その上で、TSH抑制療法や経過観察を選択された場合には、当院にて超音波エコー検査を継続して実施し、患者さんの希望が実現できるように尽力しております。

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