「ものもらいは」、まぶたのふちや内側についている細菌(黄色ブドウ球菌など)が分泌腺に入り感染して起こるもので、医学的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と言います。
普通に皮膚表面に存在する菌により起こるため伝染することはありません。
対処が遅れると細菌が増殖を繰りかえし、痛みを伴う化膿性炎症などを引き起こしかねません。プールや海水浴のシーズンなどは、特に注意したい目の疾患のひとつです 。
症状は始めはかゆく、次第にまぶたが赤く腫れて痛むようになります。
ほとんどは、まぶたの外側にできる外麦粒腫で、まばたきをした時に異物感がある程度ですが、内側にできる内麦粒腫はかなり痛みがあります。
また風邪と同様に、寝不足や気候の変わりめにできやすい性質です。 多くの場合は自然に膿(うみ)が出て来て自然に治りますが、膿がたまって大きくなった時には切開して膿を出して治療する場合もあります。
原因としては、まぶたの不衛生、コンタクトレンズの汚れ、体調不良、多量の飲酒などがあげられます。
― 対 策 ―
治療には、抗生物質の点眼薬・眼軟膏などの外用薬や、内服薬を処方します。
薬を使うと2〜3日で症状が軽くなり、4〜5日すると治るのが普通です。
ある程度進行してしまったものは、切開して膿(うみ)を出す事も必要です。
膿が出れば治りますが、手が汚れている、栄養不足など、環境によっては再発することもありますので、清潔とバランスのとれた食事を心がけることが必要となります。
膿を出すために針などでつつくと、かえって悪化する原因になりますから、医師の診断と処置を受けて下さい。
― 予 防 対 策 ―
- 甘いもの・高カロリー食品などをあまり食べないようにする。
- 顔を洗ったあとに、ベービーソープで再度目の縁を洗う。
- 温タオルを目の縁にあてる(お風呂の時に)。
- 前髪が目にかからないようにする。
- コンタクトレンズを不潔な指で脱着しない。
- 目の周りをしっかりと化粧しない。
- 花粉症でかゆくてもあまり目をこすらない。
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