大腸がんではその発生において、大腸ポリープとの関連が認められております。私が、Nature Medicine に報告したデータですが、普通の大腸粘膜から良性の腺腫、そして早期癌となっていく過程で、いくつかの癌抑制遺伝子、癌遺伝子が変異していく多段階発癌が証明されています。とくに、17番染色体の短腕に存在するp53という癌抑制遺伝子が変化すると良性の腺腫から悪性の腺癌になることがわかっています。
したがって、ポリープを見つけ次第とっていれば大腸癌で死亡してしまう危険性をへらすことができるということです。