いきいきねっとに掲載されている、クリニックのドクターに書いていただいております、ドクターひとくちコラムです。
スポーツ外傷(膝内側側副靭帯損傷)情報公開日:2006 年 2 月 15 日
スポーツ外傷 膝内側側副靭帯損傷
【内側側副靱帯とは】
膝の内側にある靱帯でスキー・サッカー・バスケットなどのスポーツで膝がむりやり外反(外側にひねられること)されると、この靱帯が損傷します。
【どのような症状ですか】
痛みや腫れのために膝を曲げたり、歩くことが困難になります。膝の内側に内出血が見られます。損傷の程度により、1度:靭帯の繊維が伸張したり一部分断裂したもの、2度: 広範囲にわたって損傷したもの、3度: 完全断裂に加えて、内側半月や前十字靱帯の損傷を伴うこともある場合、に分けられます。
【受傷直後の注意点】
早めの処置が大事です。特にスポーツ現場での受傷初期の対応がその後の治療に影響します。不幸にも膝を捻ってしまい、前記のような症状がある場合は、RICE療法をしてください。(詳しくは行徳新聞2月23日号に掲載しています)移動の際には膝を包帯や副木で固定し、その後専門医を受診し診断、治療を受けてください。
【治療方法】
内側側副靭帯は再生しやすい靭帯ですので、手術をしなくてもよく治ります。一定期間は膝の固定が必要で損傷の程度によりギプス固定か膝装具かを選択します。急性期は冷却療法を、慢性期には温熱療法および筋力訓練をします。
【スポーツ復帰は】
日常生活が何とかこなせるのは受傷6週後、リハビリの後スポーツに完全に復帰できるのは受傷3〜6ヶ月後になる場合が多いです。