最終更新日:2012年3月14日
スポーツ外傷(オスグッド病)
スポーツ外傷 オスグッド病
今回よりスポーツによって起こりやすい病気やケガについてお話します。
【オスグッド病】
(サッカー・バスケット・バレーボール・陸上など)オスグッド病は、主に成長期の小中学生に起こる膝のスポーツ障害です。
ボールを蹴る・走る・ジャンプするなどの動作は大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)を酷使し、脛骨粗面(お皿=膝蓋骨下方の骨の出っ張り)に過大な負担をかけます。
脛骨粗面は、小中学生の時には成長軟骨のため酷使に弱く、痛みを生じます。また骨(身長)の伸びる時期なので大腿四頭筋の成長が追いつかず、相対的に大腿四頭筋の緊張が強くなり脛骨粗面の軟骨に過剰な力がかかるのもこの病気の原因です。
軽いうちは運動後の膝の痛みですが、重症になると日常生活でも痛みが生じます。
予防は、大腿前面のストレッチングが有効です。
治療は、症状が軽いうちは①スポーツの休止②ストレッチング③テーピングで良いですが、痛みが治まらないときには、整形外科にて物理療法と理学療法を実施すると効果的です。主に温熱療法、レーザー療法と大腿四頭筋のストレッチングの組み合わせで治ります。
オスグッド病は、骨の成長が止まる成人になればほぼ症状がなくなります。しかし、なかには脛骨粗面が遊離骨片になったり、大きく隆起して成人になっても時々症状が出現することがあります。
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