最終更新日:2013年10月8日
早めの対策で、花粉症の症状を楽にするコツ
冬の寒さが少し緩やかになり始めるころになると、「今年の花粉はどうなるんだろう…」と心配になる人が年々増えてきます。市販の花粉症の対処グッズや、テクニックなどが多くのメディアを賑わすようになりますが、根本的な解決には医療の力が大きなパワーを発揮します。
クリニックの治療で、自然に花粉の諸症状が楽に
ここで、市販のアイテムと、クリニックの治療について概要を簡単に説明します。
市販薬や各種グッズは“花粉が身体の中に入らないように”ということがメインとなっています。アレルゲンをブロックする効果がある薬、マスクや鼻うがいグッズなどは、これに当てはまります。
クリニックの治療は、“症状が出る前に早めに薬を服用”することが主軸の考え方。早くから対策することで、アレルギー症状(くしゃみ、鼻水、目のかゆみ)を最初から起こさないようにしていくことができるんです。
市販薬、クリニックの花粉治療、薬の使い方に大きな差
一番お勧めしている治療法は、花粉症が始まる前、年が明けて1月~2月ごろ来院していただき、薬の服用を始めてもらうというものです。
使用する薬
・インタール点眼液
・リザベン点眼液
(飲み薬でも同名のものがあります。またジェネリックが処方される場合があります。)
これらは、かゆみの原因物質であるヒスタミンの発生自体を抑えてくれます。
ただし、効果が出るのは使用開始から数日~2週間と時間がかかり、花粉症の季節が終わるまで飲み続ける必要があります。ですが、眠気などは出にくい処方ですので、指示にしたがって服用すれば快適に春を過ごすことも十分できるのです。
ヒスタミンの抑制を基礎として、もし症状が出たときや酷い症状に効果がある薬を必要に応じて処方していくこともできます。
アレルギーは個人差がありますので、一つの薬で絶対に効くと断言はできませんが、実際医師の中でも花粉症の人は多く、それだけ実践している対処法があるのです。
薬を過信せず、日々の生活でも花粉をシャットアウト
医師がタイミングや体質を計算し、処方したお薬は確かに効きますが、セルフケアもお忘れなく。マスクや防塵マスク、メガネなども有効ですし、それにプラスして花粉を寄せ付けない素材の服を着用し、体内に入るのを防ぐようにすると、鬼に金棒です。
必要以上に花粉を恐れる必要はありませんし、そのために薬があります。少しでもご自身が楽なように予防をしつつ、上手くクリニックを使いつつ、気分もウキウキする春を気持ちよく送れるように、早めの対策が大切です。
症状が出てからクリニックに駆け込むのではなく、「症状が出る前に」備えること。それが、あなたを花粉症のうっとうしさから守ってくれる、有効な手段です。
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